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2006/10/22

「クリーンなエネルギー」⑤

六ヶ所村ラプソディー』を観て家に帰り、

「そういえば、東海村でJCOの臨界事故が

起きたときの新聞記事があったっけ。」

と、探してみたのだが、ない。

事故が起きてから朝日新聞のすべての記事を

保存しておいたのに・・・捨ててしまったらしい。

馬鹿なことをしたなあ・・・と思いつつ、

メールチェックを始めた。

すると、タイトルに「東海村臨界事故・・・」の文字が。

あれっ、と思ってチェックすると、10月1日に新潮文庫から

出たばかりの本が紹介されていた。

NHK「東海村臨界事故」取材班の岩本裕さんが書いた

『朽ちていった命-被曝治療83日間の記録-』だった。

早速買って読んでみて、言葉を失った。

それは、1999年9月、茨城県東海村の核燃料加工施設

JCO東海事業所で起きた臨界事故の被害者、

大内久さんの被曝治療の記録だった。

被曝後採取された大内さんの骨髄細胞の顕微鏡写真には、

あるべき染色体の姿はなかった。

そこには、「ばらばらに散らばった黒い物質」が写っていた。

細胞の設計図である染色体が破壊されたということは、

新しい細胞が作られないということだ。

古い細胞が死んでも、新しい細胞が生まれない・・・

生きながらに、体が朽ちてゆくのだ。

日本の最高水準の医療技術も、なすすべがなかった。

被曝直後、大内さんは外傷もほとんどなく、意識もしっかりしていて、

普通に話すこともできたという。

それなのに、日に日に弱り、肉体が朽ちてゆく姿を

間近でみていた医療スタッフ、家族はどんな思いだっただろう。

『六ヶ所村ラプソディー』を観、『朽ちていった命』を読んだ日、

たまたま読んだ雑誌『メイプル』に、こんな記事が出ていた。

「原子力のこと、もう一度考えてみませんか?

クリーンなエネルギーが支える 便利で快適な生活」

「原子力って、地球にも人にもやさしい優秀なエネルギーなのよね。」

(経済産業大臣 松あきら)

「クリーンなエネルギーを何気なく使っている私たちのライフスタイルって、

実はすごくスマートですよね。」

(経済産業大臣政務官 片山さつき)

私も、原子力のことを、もう一度考えてみたいと思った。

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コメント

メイコさん、こんにちは。
仙台で仕事をしていたときのことを思い出しました。ある写真家の取材をしたのですがその写真は女川という場所に住んでいる人たちの写真でした。原発がある街です。家の中にプラスチックの丸い置物があり、何ですか?と聞くと『警報機』という答えが返って来ました。ひとたびその警報機がなり始めたら、速やかにその土地を離れ、二度と戻って来れないとの答えに衝撃を受けたのを覚えています。
日常で忘れていたことを思い出させてもらいました。

投稿: ぢゅん | 2006/10/24 11時12分

メイコさん、ご無沙汰しています。
最近、ブログ巡りをする時間がとれなくて、寂しかったです。
ふっと気になって、覗いてみたら、こんなに素敵な記事が・・・。
ありがとう。

また飲みたいですね!

投稿: マクロ美風 | 2006/10/24 20時53分

ぢゅんさん、おはようございます。
チェルノブイリの事故後も、強制移住を命じられた村がたくさんあったそうです。ほとんどの人は村を去ったのですが、村から離れられない人がお年寄りを中心に数名いました。ある人は「この土地に生まれ育って何十年もたってしまったら、足に根っこが生えてしまって、ぬけなくなっちゃったんだよ」と言ったそうです。(本橋成一『チェルノブイリからの風』影書房)原発は、人間から健康を奪うだけでなく、故郷さえも奪ってしまう可能性があるのですね。

投稿: メイコ | 2006/10/29 06時25分

マクロ美風さん、おはようございます。
お久しぶりです~。
原発のことを考えずに、マクロビオティックはできないなあ、
と実感しています。
本当に、また飲みたいですね!

投稿: メイコ | 2006/10/29 06時43分

メイコさん、こんにちは!
ちょっと業務連絡です。ご連絡したいことがありますのでメールをいただけるとうれしいです。お時間があるとき、いつでも結構ですのでよろしくお願いします!

投稿: ぢゅん | 2006/10/29 15時58分

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» 『朽ちていった命』 [みかん星人の幻覚]
1999年、平成11年9月30日に、茨城県の東海村で「臨界事故」がありました。た [続きを読む]

受信: 2006/11/21 10時22分

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